その結果、奴隷制度廃止のために南北戦争で南部11州の連合と戦ったエイブラハム・リンカーン第16代大統領が100点中95.03点を獲得して1位となった。
2位は90.83点でフランクリン・ルーズベルト第32代大統領、3位は90.32点でジョージ・ワシントン初代大統領だった。
では、最近の大統領たちはそれぞれ何位にランクインしたのだろうか? 1990年代から現在までの大統領で、最も上位につけたのは7位のバラク・オバマ第44代大統領だった。
アメリカの健康保険制度改革に力を入れたオバマ氏は、10位のジョン・F・ケネディ第35代大統領を抑えての堂々たるランク入りである。
次いで12位にはスキャンダルこそあったが、有効な政策でアメリカ経済を復活させたビル・クリントン第42代大統領、14位には新型コロナ後のアメリカ経済を立て直し、CHIPS法など数々の政策を成立させた現職のジョー・バイデン第46代大統領がランク入りしている。
一方、イラク戦争やハリケーン・カトリーナの対応失敗、経済悪化などで悪評が高い共和党のジョージ・W・ブッシュ第43代大統領は32位だった。
注目の最下位45位は、100点中10.92点しか獲得できなかったドナルド・トランプ第45代大統領だった。
トランプ氏を「史上最悪の大統領」2位にランク付けした1月のUSニューズ&ワールド・レポート誌の記事では、同氏が最悪ランクの2位である理由として在任中に2回弾劾訴追されたことや、2020年大統領選で敗北後、その結果を違法に覆そうとしたことが挙げられている。
退任直前の1月6日には連邦議会襲撃事件も起こした。
ちなみに同記事の「最悪の大統領」1位は、奴隷制度の拡大を止めず、南北戦争の土台を作ったといわれるジェームズ・ブキャナン第15代大統領だった。
その結果として第16代目のリンカーン大統領在任中に、アメリカが南北戦争に突入したのである。
歴史家が「歴代最悪の大統領」と認めるドナルド・トランプ氏は、今も共和党支持者の間では圧倒的な人気を誇っており、11月の大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで独走している。
しかし16日にはニューヨーク州の裁判所で、税金不正申告による詐欺罪で3億5500万ドル(約533億円)の罰金と、9800万ドル(約147億円)の利息の支払いを申し渡されたばかりであり、3月25日からは選挙資金法違反の刑事裁判が始まるなど、大統領返り咲きへの道のりはさらに険しくなりそうだ。
https://newsphere.jp/politics/20240221-1/
https://newsphere.jp/wp-content/uploads/2020/07/15182522/Rushmore_National_Memorial.jpg
93.87点 Lincoln
90.83点 FD Roosevelt
90.32点 Washington
78.58点 T Roosevelt
77.53点 Jefferson
75.34点 Truman
10.92点 Trump
引用元: ・【米歴史家を対象に行われた世論調査(154人)】歴代大統領の「偉大さ」ランキング 1位リンカーン、2位ルーズベルト、7位オバマ、10位ケネディ、12位クリントン、14位バイデン、最下位45位トランプ
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