特効薬がない場合、そのこと自体への不満もあって、検証が不十分な薬であっても「効く」というウワサがあると「飲んでみたらいい」と
思いがちだ。しかし内科医の名取宏さんは「効果を誤認することはよくある。
検証不十分な薬にはリスクもあるため、判断は保留すべきだ」という――。
効果に乏しい薬が存在した理由現在、薬が承認されるまでには長時間かけて検証が行われます。新薬候補の物質が承認に至る確率は数万分の1ともいわれるほどです。
基礎研究や動物実験で一定の安全性や効果が期待できる新薬候補の物質を絞り込んだのち、通常は少数の健康な成人を対象に安全性
や薬物動態を評価する第1相試験、比較的少数の患者さんを対象に安全性と有効性を評価する第2相試験、多くの患者さんを対象
にした第3相試験を経て、十分な安全性と有効性が確認できた薬だけが承認されます。市販後調査といって承認・発売された後も
検証は続きます。いったんは保険適用された薬でも、再検証によって効果が確認できない場合は、承認を取り消されることもあります。(中略)
1970年代に日本独自の抗がん剤として、「クレスチン」「ピシバニール」といった薬が登場しました。クレスチンはキノコの
一種であるカワラタケ由来の多糖類、ピシバニールは溶連菌の抽出物です。どちらも免疫系を刺激し、がん細胞に対する免疫
応答を強化することで抗がん作用を発揮するため、細胞分裂を阻害する細胞障害性抗がん剤と違って副作用が少ないとされています。
理論的には効きそうに思えますが、現在の基準から言えば検証がきわめて不十分なまま承認されました。実際、副作用が小さいの
は事実ですが、臨床的にはほとんど効きません。
私が臨床医になった30年前にはすでにクレスチンやピシバニールはあまり使われていませんでした。かろうじてピシバニールが、
抗がん剤としてではなく、胸水貯留を防止するために胸膜を癒着させる薬剤として使用されていたくらいです。
現在もある効果のない治療
クレスチンやピシバニールにかかった医療費は、ピーク時には年間数百億円、累積では一兆円を超えたといいます。その後、有効性は
確認できず、相次いで販売中止になりました。終末期のがん患者さんの心の安寧に一定の役割を果たしたことは否定しませんが、
それにしたって高額すぎます。結果的には膨大な医療費の無駄遣いでした。
こうしてクレスチンやピシバニールは販売中止になりましたが、最近でも効果が明確でないまま投与されていた薬はあります。
緊急避難的に投与が容認された新型コロナウイルス感染症に対するアビガンやイベルメクチンもそうです。そのほか、とても
興味深いのが、現在も販売されている日本独自の免疫賦活剤「丸山ワクチン」です。
(以下略)
プレジデント 2月20日
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引用元: ・【医療】副作用はほぼないが効果も証明されていない…そんな「日本独自の薬」が50年以上販売され続けているワケ[R6/2/21]
国のしかるべき機関で効能とかしっかりチェックしてるのかな
特に害がなければ効能が怪しくても放置されてる気がするw
サプリの類なんて大半がそうだ
もっと言えば化粧品の類も。
うちの高齢猫がヨボヨボしてきて関節痛そう(よく足を舐めとった)やったから猫用の粉末のサプリをスープに混ぜて摂取させたら二週間ぐらいで足舐めるのもヨボヨボもマシになって走ったりもしてるやで
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