1時間前
クレムリン(ロシア大統領府)は7日、米FOXニュースの司会者だったタッカー・カールソン氏が、ウラジーミル・プーチン大統領をインタビューしたと発表した。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、カールソン氏による大統領へのインタビューは6日に収録されたと明らかにした。
2022年2月にロシアがウクライナ全面侵攻を開始して以来、プーチン氏が一対一で西側ジャーナリストのインタビューに応じるのは初めて。
カールソン氏は、西側メディアがプーチン氏の言い分を聞こうとしないからだと主張しているが、BBCのロシア編集長をはじめ複数の西側メディア関係者は、大統領に取材を申し込んでもクレムリンが応じないのだと反論している。
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https://www.bbc.com/japanese/65382253
ロシア国営メディアは、カールソン氏のロシア訪問を精力的に報道。国内での行動を逐一伝えている。
カールソン氏は大統領を取材すると発表した動画で、「こういうインタビューにはリスクが伴うので、もちろん、私たちは数カ月前からそのことを検討してきた」と述べた。
カールソン氏は、ロシア訪問の費用は自前だとしたうえで、「世界の形を変えている」紛争について「ほとんどのアメリカ人はきちんと知らされていない」と主張。それは主流メディアのせいだとして、そのため自分はプーチン氏を取材することにしたのだと話した。
ウクライナでの戦争が始まって以来、西側ジャーナリストはウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を何度も取材してきたと、カールソン氏は指摘。同氏はかねてゼレンスキー大統領を「独裁者」と呼んでいた。
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https://www.bbc.com/japanese/topics/c50vpymk750t
しかしゼレンスキー大統領のインタビューはいずれも、相手に「こびへつらい応援するやりとり」に終始し、アメリカの戦争協力拡大を目的としていたと、カールソン氏は主張。「そんなのはジャーナリズムじゃない、政府のプロパガンダだ」と力説した。
加えて、「西側のジャーナリストは一人たりとも(プーチン氏を)あえてインタビューしようとはしてこなかった」とも、カールソン氏は主張した。
これに対してBBCのロシア編集長、スティーヴ・ローゼンバーグ記者は、「ウクライナ侵攻以来、『西側ジャーナリストは誰も、わざわざ(プーチンを)インタビューしようとしてこなかった』という、タッカー・カールソン氏の主張は興味深い。私たちはこの18カ月間、クレムリンにたびたび取材を申し込んできた。しかし私たちへの回答は常に『ノー』だった」と書いた。
(略)
※全文はソースで。
引用元: ・ロシア政府、元米FOX司会者がプーチン氏をインタビューと 主要西側メディアの取材には応じず [少考さん★]
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