『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』などの作品で知られるマンガ家・鳥山明の死去を海外メディアは相次いで速報し、世界中で悲しみの声が広がった。
なかでも、スペイン・カタルーニャ州の現地メディアは「鳥山の死にカタルーニャは泣いている」(現地メディア「カタルーニャ・プレス」)などの見出しで、格別な思い入れを持ってこのニュースに反応した。いったい鳥山は、同州にどんな足跡を残したのだろう?
弾圧された言語の人気コンテンツに
スペインではフランコ独裁政権時代(1939~75年)、カタルーニャ語などの地方の固有言語は公的な場での使用が禁止されていた。
1975年のフランコの死後に民主制に移行し、1978年に制定された憲法で各自治州がそれぞれの地域の言語をスペイン語とともに公用語にすることができるようになった。
こうしてカタルーニャ語は復権したものの、現在でも読み書きが苦手な人が存在するなど、弾圧の影響は残っている。
『ドラゴンボール』は、こうした歴史的背景を持つカタルーニャ語の普及・使用促進において重要な役割を果たしたとされており、その功績を複数の現地メディアが鳥山の死を契機に振り返っている。
現地紙「ディアリ・アラ」の「鳥山明が偉大である五つの理由」という記事によると、同州では1990年2月、アニメ『ドラゴンボール』のカタルーニャ語吹き替え版のテレビ放送が始まった。
そして「カタルーニャにおけるマンガの歴史は、その登場以前と以後に分けられる」ほどの大ヒットを記録。放送開始から数ヵ月後には、原作マンガの違法コピーが出回り始めたほどの人気ぶりだったという。
1992年にスペインで原作マンガが正規出版された際の初版部数は、カタルーニャ語版が10万部、スペイン語版が5万部だったと同紙は伝えており、当時のカタルーニャ州における突出した人気ぶりがうかがわれる。
ちなみに、スペイン紙「バングアルディア」によると、スペイン語版の『ドラゴンボール』が一般向けに放送されるようになったのは1997年だったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fc243583206672fbfcae4d7119f28a68e18771e
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https://news.yahoo.co.jp/articles/7fc243583206672fbfcae4d7119f28a68e18771e?page=2
引用元: ・【勲章を贈られるべき!】 スペインの新聞で「鳥山明は複数の言葉を守った偉人」として報じられていた! [朝一から閉店までφ★]
別に鳥山一人でアイデア出して描いてたわけじゃないしなあ。
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