関西、中部両地方から日帰りできるうえに、造雪機を拡充して気候に左右されにくく、3月に入ってもほとんどのコースが滑走可能だ。気軽に楽しみたい人向けにレンタル用品を増やすといった努力も実を結んでいる。 運営する奥伊吹観光(米原市)によると、同スキー場は1970年に開業。子どもがそりや雪遊びを楽しめる「キッズパーク」から、日本一の傾斜46度の上級者向けまで、計14のコースは関西最大級の規模を誇る。
高速道路にも近く、大阪府高槻市からは1時間40分、愛知県一宮市から50分という好立地だ。
スキー・スノーボード人口は98年の1800万人をピークに2021年の280万人と、6分の1以下に減少。暖冬傾向も重なり、運営のリスクが高まる中、13~14年の15万1086人から堅調に利用者を増やし、20~21年から3季連続で過去最多を更新し、昨季は26万293人が訪れた。
業界の苦境をものともしない好調ぶりを支えるのが、積極的な設備投資だ。13年に就任した3代目の草野丈太社長は、暖冬傾向を見越して、水を霧状にまいて雪をつくる人工降雪機をこの3年間で17機追加して35機と倍増させた。今季はさらに、冷え込みが足りなくても氷を削って大量の雪にできる最新の「人工造雪機」を導入した。
彦根地方気象台によると、エルニーニョ現象などにより全国的に暖冬となり、米原市の2月の平均気温は5・4度と平年値を2度以上も上回り、観測史上最高を記録した。「天気予報とにらめっこしながら機械をフル稼働させた」(担当者)という。
琵琶湖西岸のスキー場では、多くが早期の閉鎖や縮小に追い込まれたが、今季も昨年12月18日から休まず営業。今年2月26日には過去最速の営業71日目で20万人を達成した。8日現在も14コース中11コースが使え、3月下旬まで営業を継続する見込みだ。
さらに、手ぶらで楽しみたい層を開拓しようとレンタル用品も充実させる。今季も最新モデルを含むウェア500着、スキー・スノーボード板600本などを追加し、レンタル用品の利用者が全体の半数近くを占めるまでになった。芸能人やスポーツ選手を招いたイベントや、米原、長浜両市の小中学生に無料招待券を配るなど、幅広いファン層の掘り起こしに注力する。
草野社長は「いつまでも誰でもスキーを気軽に楽しめ、魅力を伝える場所であり続けたい」と話している。
引用元: ・【大人気】暖冬で雪不足の今季、来場者数「最多」を更新し続けるスキー場 「グランスノー奥伊吹」 [PARADISE★]
けっこうスピード狂も居たりしたわ
あれはアカンで
大きく人生変わる
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