十分な睡眠がとれていない人の中には、同財団が推奨する学校開始時間午前8時30分より前に学校に行く人も含まれていた。
10人に7人の割合で学校に行く時間が早いと答え、学校開始時間が早くない人に比べてうつ症状が強かった。
調査結果では睡眠時間だけでなく睡眠の質とうつの関連性も示された。
睡眠の質に満足していない人の68%がうつ症状を訴えたのに対し、睡眠の質に満足している人でうつ症状があると回答したのは26%だった。
また、寝つきが悪かったり就寝中に目を覚ましてしまう傾向がある人は、メンタルヘルス面で悪影響を受けている。
うまく寝つけない日が週に1日以下の人は、2日以上の人よりうつ症状を抱えない傾向にあり、うまく寝つけない日が週に1.5日の人でも同様だった。
調査で睡眠の質が「良い」または「非常に良い」と回答したのはわずか30%だった。性別や人種・民族、世帯収入によっても睡眠の質に差が見られた。具体的には、男子の方が女子よりも睡眠の質が高かった。
また、ヒスパニック系や白人より黒人の10代の睡眠の満足度が高く、世帯年収が10万ドル(約1470万円)以上の家庭の10代の方が、同5万ドル未満の10代より睡眠の質が高かった。
調査は13~17歳の1100人以上を対象に行われた。同財団がこの年齢層で調査を行うのは初めてで、昨年9月11日から10月24日にかけて実施された。
同財団はまた、10代に就寝前の習慣を尋ね、健康的な休息をどの程度優先しているかを自己評価してもらった。
その習慣とは、寝る前の飲食を避ける(回答者の64%が毎日実践していると回答)、静かで涼しく暗い環境で寝る(同62%)、同じ就寝時間を保つ(同27%)などで、就寝前の電子機器使用を避けていると回答した人は9%にとどまった。
睡眠を促す行動を多くとっている人のうつ症状は、そうでない人よりはるかに少なかった。
より良い睡眠を得るためであっても、就寝の1時間前に電子機器の使用を控えたくないと回答した人の割合は54%にのぼった。
今回の調査結果は、成人を対象に昨年行われた同様の調査の結果とほぼ同じだ。
成人対象の調査では、睡眠時間が7~9時間の人は7時間未満の人に比べてうつ症状を経験する可能性が50%近く低いことが示された。
また、寝つきに問題を抱えている人はそうでない人に比べてうつになりやすく、睡眠の途中に目を覚ます人も同様だった。
10代や児童は、これまでよりもメンタルヘルス問題を抱えている。青少年がうつを患う割合は2009年に8.1%だったのが、2019年には15.8%へとほぼ倍増。その割合は新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)中に急上昇し続け、2021年には青少年のおよそ20%が大うつ病性障害の症状を訴えている。
ミネソタ大学の研究者らによると、ストレスや不安、うつ、自傷行為、自殺傾向の報告は、特に女子とヒスパニック系の青少年で継続的に増加傾向にある。
ハーバード大学医学部によると、10代の睡眠時間は短くなっている。10代が健康であるためには毎日9時間以上の睡眠が必要と考えられているが、規則正しく7時間以上の睡眠をとっているのは半数にすぎないと専門家は指摘する。
米非営利団体チャイルド・マインド・インスティチュートは、ホルモンの変化やデバイスの使用、10代に対して休息よりも活動や成果を求めることなどが睡眠不足の原因だとしている。
引用元: ・【米調査結果】10代は 「睡眠不足と早起き」でうつや孤独を感じやすくなる
睡眠時無呼吸症候群も追加してね。18才でもイビキは多い。
昼寝もいいぜ
このアミロイドベータは
認知症の原因
睡眠でアミロイドベータは排出される
寝不足は認知症と深い関係がある
コメント