新世代の太陽電池を搭載したKDDIの「ペロブスカイト基地局」を見てきた
KDDI、KDDI総合研究所、エネコートテクノロジーズは、ペロブスカイト太陽電池を使用した携帯電話基地局の実証実験を、群馬県大泉町の基地局で2月に開始した。
携帯電話基地局で使用する電力を、グリーン電力でまかなうべく、さまざまな取り組みを進めているが、これまでの太陽電池を使ったものと、今回のペロブスカイト太陽電池を使った実証とどのように違うのか?
引用元: ・KDDI、外部電源不要で戦争に強い「ペロブスカイト太陽光基地局」の開発に成功 [422186189]
https://asset.watch.impress.co.jp/img/ktw/docs/1574/647/cont114_o.jpg
一方、今回の実証では、敷地が狭い電柱型の基地局のカーボンニュートラル化を図るべく、電柱に据え付けられる「円筒形」の太陽電池を使用する。
従来の太陽光パネルでは、パネルを9枚使用するため、鉄塔型のような大きな基地局で利用していたが、今回の実証では、コンクリート柱の基地局で、敷地面積を広げることなく太陽電池を設置できる。面積としては、4畳半~6畳程度の敷地面積で済むという。
今回実証実験の場所に選ばれた群馬県は、KDDIとauリニューアブルエナジーが「GX推進による自律分散型社会の実現に向けた連携協定」を締結しており、さまざまな条件を考慮し選定された。
実証実験では、コンクリート柱の基地局に、合計10本の円筒型太陽電池を設置する。太陽電池は、ペロブスカイト太陽電池だけでなく、CIGS太陽電池やCIS太陽電池の3種類を使用する。いずれの太陽電池も、曲げられるものを使用しており、将来的な製造コストなどを含めて、今後活用できるものを検討していくという。
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(以下略)
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