米国フォードおよび日本レクサスと推定される車両が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の警護に使用されていることが確認された。北朝鮮制裁違反だ。
朝鮮中央テレビが最近報じた平安南道成川郡(ピョンアンナムド・ソンチョングン)地方工業工場建設着工式の映像で金委員長が乗ったドイツ・メルセデスベンツ「マイバッハ」の後方を大型バン4台がついていく様子が確認された。先頭ではレクサスのスポーツ用多目的車(SUV)が道を案内している。
ラジオ・フリー・アジア(RFA)は1日、金委員長の車両の後に続く車両がフォードの「Transit」という車種だと推定されると報じた。金委員長の車両の前を走る車両はレクサスのSUV「LX」第3世代モデルとみられる。
フォード側はRFAに「米国の制裁を完全に順守しており、北朝鮮に製品やサービスを提供したことがない」とし「この車両がどのように北朝鮮に搬入されたのか分からない」と明らかにした。
国連は2013年高級車をぜいたく品に指定して北朝鮮への搬入を禁じる制裁決議案を通過させたことに続き、2017年にはすべての交通手段の搬入を禁止した。
だが、金委員長を含んだ北朝鮮高位層が海外高級車両を利用する姿が北朝鮮メディアを通じて繰り返し公開されている。1月には金委員長がマイバッハGLS 600と推定される車両に乗り込む様子が捉えられた。昨年末には党中委員会全員会議に出席するために党中央委員会本部に到着した北朝鮮高位幹部がベンツ「Sクラス」から降りる姿が確認されたこともある。
米国民間研究機関の先進国防研究センターは2019年金委員長のマイバッハが制裁を避けるためにイタリア・オランダ・中国・日本・韓国・ロシアを経て平壌(ピョンヤン)に入ったと主張した。
米国ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員はRFAに「金正恩は自身が制裁を迂回できる程十分に強いということを証明したがる」とし「実際に彼らは十分なお金を投資すれば選択的に制裁を避けることができる」と話した。
引用元: ・【中央日報】金正恩氏を守っているのは米国と日本? 警護のためフォードとレクサスを使用 [3/1] [昆虫図鑑★]
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