https://x.com/rei_software/status/1761891941627961763
引用元: ・中国茶の文化が意味不明過ぎると話題に [828293379]
以前、諸事情から中国で高級な喫茶で接待されたことがあるんだが。
漫画に出てくるような中国風の素敵なテラスに座って待ってたら、長いひげの生えた漫画みたいな中国風のおじいさんが茶器と茶葉を持ってきて、「雰囲気すげーな!さすが高級店」って思ってたら、
爺さんが茶葉をスプーンに入れてひとつまみ渡してくる。俺、意味わからなくて混乱。どうも茶葉の状態の確認らしい。
その後茶器に茶葉を入れて、謎装置で沸かしたお湯を注ぎ、すぐに隣の容器に捨てる。「洗茶だな。俺知ってる」って思ったら、容器を渡してくる。
「えっ飲むの?」って混乱して
洗茶で香りを楽しむって話も聞いたことあった。香りだけ楽しんで捨てる。
次はお湯だけくれる。
飲んでもいいらしい。
緊張で喉がからからだったので、美味しい。
その間、爺さんはなんか踊ってる。
踊りが一段落して、いよいよ本番の茶を入れ始めたんだが。
数分茶葉を蒸らして、やはり捨てる。「2回も洗茶?!」って思ったらなんか違うらしい。ほとんど捨てて、少し残ったのを茶碗に移して、蓋をして待たされる。その間に説明。
「美味しいところだけをつかう」らしい。その見極めに修行がいるとか
言葉が通じないので身振り手振りでおしえてくれる。
蓋をずらして匂いをかげ、ということらしい。
その通りにすると、確かに良い香りがする。すごいいい香り。これはお茶も期待できる!
少し香りを楽しんだら、爺さんが茶器を渡せと手を出してくるので、まだなんか儀式があるのかと、仕方なく茶器を渡したら、茶器に上からお湯をかけたりしてる。
はやく茶を飲みたかったんだが、もうだいぶ諦めて、爺さんの慣れた手付きを眺めて楽しんでいたら、
勝てるものが何一つない
「あれ?お茶は?」って思ったんだけど、爺さんはなんか「一仕事終えた感」を出してくつろいでるし、連れてきてくれた人、「流石でしたね」とか言ってくるんで、
「えっ俺お湯しか飲んでないんですけど?」って言える雰囲気じゃない
結局、そのまま喫茶を出ることになって、「あそこの喫茶はxx年の伝統が」とか「あの名人はすごい」「観光客は連れていけないんだ」みたいな話を聞かされながらホテルに帰ったんだけど。
なんもわからん。
でもそれにしては爺さんの手付きと謎の踊りは慣れた感じがあった。
それ以来、中国茶はもう何も分からなくなった。飲んでいいのか、蓋の裏についた香りを嗅ぐだけなのか、爺さんの踊りはなんなのか。なんもわからん。
きっと中国茶の深淵を覗いてしまったんだろう。引きずり込まれなくてよかった。
分相応、という言葉もあるし。俺は日本茶と紅茶で満足している。
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