中学2年生の秋だったと記憶している。肌寒く感じた日だった。
登校すると、仲の良かった女子グループの誰も目を合わせてくれず、口も利いてくれなかった。「何かしたっけな?」。
2時間目後の休み時間に、親しかった下級生に声を掛けられた。「うわさになってますよ。女子が好きやとか、同性愛者やとか。
ほんまなん?」。前日、友達に思い切ってカミングアウトしたことが思い浮かび、頭に血が上った。中学時代に受けた「アウティング」
LGBTQなど「性の多様性」をテーマにした講演で、性的少数者への理解がまだ広がっていない象徴的なエピソードとしてこの
体験談をよく披露し、こう続ける。「アウティング(第三者への性自認や性的指向の暴露)に遭いました。1人に言ったら知れ渡ってしまいすごくショックでした」
女性として生まれた塩田章仁さん(36)は、自認する性が男性のトランスジェンダーだ。2022年4月以降、学校、公共団体、
銀行など10カ所以上で講演し、性の多様性について語ってきた。その際の肩書は「株式会社エフエーエス社員」。LGBTQ関連の
団体が講演するケースは今では増えているが、塩田さんは会社の業務としてマイクを持つ。
入社した同社は香川県まんのう町にあり、物流や建設、倉庫業を営む中小企業だ。幾つかの偶然が重なり、業務とは直結しない
活動にも取り組むようになった。
香川県観音寺市で育ち、今も暮らしている。物心つく頃から周囲から女子として扱われることに違和感があり、スカートをはくのが
嫌だった。初恋は小学5年生の時で相手は女子。恋愛感情を自覚した一方で「すごく戸惑って……。テレビでは、レズビアンの人たちは、
普通として扱われていない。自分も笑いものにされるのでは」と怖くもなった。それ以降も恋愛対象は女子だった。誰にも相談できず、
心の中に「爆弾」を抱えたまま中学生になった。
小学生の時から男子に交じって少年野球チームに入っていたためか肩が人一倍強く、陸上部で砲丸投げの選手として活躍。
全校集会で何度も表彰を受けた。上級生への言葉遣いやあいさつを大切にし、下級生にも礼儀を厳しく求めた。「男子からも女子からも
一目置かれていたと思う。友達も多かった」(以下略)
有料記事/毎日新聞 2024/2/24 15:46(最終更新 2/24 15:46)
https://mainichi.jp/articles/20240224/k00/00m/040/070000c
◆ニュー速+ 記事情報提供スレ 145◆
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引用元: ・【「多様な性」を認める中小企業】トランスジェンダー男性が変えた空気[R6/2/25]
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