特撮作品『宇宙刑事シャリバン』最終回から40年の時が経ちました。前作をさらにグレードアップした内容に、当時も現在も多くのファンに支持されている作品です。そしてフィナーレに相応しいヒーローの共演がありました。
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最終回までファンを待たせた、ギャバンとシャリバンの共闘
最終回の「赤射・蒸着」を収録した、『宇宙刑事シャリバン』 Blu-ray BOX 3(東映)
本日2月24日は、1984年に『宇宙刑事シャリバン』最終回「赤射・蒸着」が放送された日です。今年で40年が経過しました。数ある特撮ヒーローの最終回のなかでも、特に話題となることが多いその理由について振り返ります。
本作は基本的に一話完結作品でしたが、時おり主人公である伊賀電/宇宙刑事シャリバンのルーツにまつわるエピソードが進行していました。そこで電は本作の敵組織である「宇宙犯罪組織マドー」に滅ぼされた、
「イガ星人」の末裔ということが作品途中で明かされます。そして、マドーはイガ星人の子孫たちが守り通してきた「イガクリスタル」を狙い、たびたびイガ星の戦士との戦いが繰り広げられてきました。
このエピソードは『奇星伝』と呼ばれ、本作のドラマチックな展開を支える骨子となって作品を盛り上げています。
最終回ではこのドラマにも決着がつくのですが、ファンの多くが注目したのは別の要素でした。それは前作『宇宙刑事ギャバン』の主人公である一条寺烈/宇宙刑事ギャバンとの共演だったのです。
ギャバンとシャリバンが一緒に戦ったことはなかったわけではありません。『ギャバン』最終回で、危機に陥ったギャバンを助ける形でシャリバンはTVに初登場していました。
しかし、この時は新ヒーローの顔見せという形で特に共闘もせず、ギャバンはひとりで敵組織を壊滅させています。
そして、前作から引き続き作品をまたいで登場することになった本作のギャバンは、レギュラーとして銀河パトロール隊太陽系地区隊長という地位に就き、
シャリバンをサポートする立場となりました。当時、この展開だったことから、ファンはいつの日かギャバンとシャリバンの共演が本作で見られることを期待したわけです。
ところがギャバンはシャリバンに指令を与えるだけで、いっこうに宇宙刑事としての活躍を見せません。第15話「海鳴りの仕掛島」では久々に烈の姿で地球に現れたことから、
今回こそ共闘が見られると思ったファンも多かったのですが、この時もその活躍を見ることはありませんでした。
このようにギャバンとシャリバンの共演が見られると思ったファンにとって、最終回は待ち望んでいた展開だったわけです。ちなみに筆者は当時の雑誌『宇宙船』に記載された今後の予定表で、
最終回のタイトルが「赤射・蒸着」だと知りました。このタイトルから考えられるのは間違いなく新旧宇宙刑事の共演。当時はドキドキでTVの前にいたことを今でも覚えています。
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引用元: ・40年前の今日『宇宙刑事シャリバン』が最終回 「ギャバン」との共演に納得できた理由とは [朝一から閉店までφ★]
何だ?
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