13年前、この穏やかな太平洋の波が空港周辺に猛威を振るったとは信じがたい。2011年3月11日14時46分、東日本大震災が起きた。発生当時、仙台空港に居合わせていた本社ヘリは、約1時間後に到達した津波の猛威を空から撮影する。同日15時55分、「3・11大津波襲来の瞬間」をとらえた写真は新聞協会賞を受賞した。一枚の写真がもたらす衝撃は時に言葉を必要としない。この瞬間の衝撃と想像を絶するような惨状は、空からの目がなければ世に出ることはなかったであろう。
震災直後、仙台空港は自衛隊及び米軍による「トモダチ作戦」の拠点となった。その後、大地震からわずか1カ月たらずで空港の機能は復旧することになる。着陸後の仙台空港に震災当時の面影はもはや見られない。これからも東北の玄関口として、復興への道のりを空路から支えていくことだろう。【操縦士 広田慎也】
津波の到達直前に離陸、難逃れる
宮城県名取市と岩沼市にまたがる仙台空港は、1956年、連合国軍総司令部(GHQ)より返還された「矢ノ目飛行場」が翌年に仙台飛行場として開港したことに始まります。
2011年3月の東日本大震災では、津波に襲われ、ターミナルビルや駐機していた航空機にも大きな被害が出ました。
当時、別の取材で同空港に着陸していた本社のヘリコプターは津波が押し寄せる直前に離陸することができ、難を逃れました。
毎日新聞 2024/3/10 06:00(最終更新 3/10 06:00)
https://mainichi.jp/articles/20240308/k00/00m/040/180000c
引用元: ・興支える仙台空港 「空からの目」がとらえた大津波写真の衝撃 [蚤の市★]
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