防衛省向け3,000トン型潜水艦「じんげい」の引渡式を神戸造船所にて実施
現行潜水艦の後継に当たる「たいげい」型3番艦
2024-03-08
3,000トン型潜水艦「じんげい」
三菱重工業は8日、2019(令和元)年度に受注した防衛省向け3,000トン型潜水艦「じんげい」の引渡式を、当社神戸造船所(神戸市兵庫区)にて実施しました。
本艦は、海上自衛隊の現行潜水艦「そうりゅう」型の後継に当たる「たいげい」型の3番艦で、神戸造船所での引渡しは2022(令和4)年3月に実施した1番艦「たいげい」(注)に続くものです。
式典には、増田 和夫防衛事務次官、酒井 良海上幕僚長をはじめとする防衛省関係者が多数列席。当社からは江口 雅之執行役員防衛・宇宙セグメント長らが出席しました。
本艦は、ディーゼル電気推進方式を採用した通常動力型潜水艦で、リチウムイオン蓄電池の電力を動力として潜航します。
「そうりゅう」型潜水艦と比べ、さらに探知能力が向上したソーナーや静粛性が向上した船体構造を採用しており、基準排水量は3,000トンです。
また、潜水艦への女性自衛官配置制限の解除を受け、女性用寝室を確保するため居住区内へ仕切りを設置し、シャワー室通路にはカーテンを設けるなど、女性自衛官の勤務に対応しているのも特長です。
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