3月1日、冬の分厚い灰色の雲に覆われたモスクワ南東部「悲しみの癒し」教会。
2月16日に獄中で死亡したロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の葬儀には大方の想定を超える多くの市民が集まっていた。
独立系の調査プロジェクト「ホワイト・カウント」によれば、その数は少なくとも1万6500人に上るという。驚くのは、その人数の多さだけではない。
集まった人たちは、葬儀が行われた教会から埋葬先の墓地までおよそ3キロの距離を「反戦」のシュプレヒコールを上げて行進したのだ。
その間、治安部隊はほとんど実力を行使しなかった。むしろ交通を整理し、年寄りを気遣った。
こんなことは、プーチン政権によるウクライナ侵攻後の2年間ではじめての出来事だ。
現場では、一体なにが起こっていただろうか?
集まった人々はどのような気持ちでやってきて、そしてどのような思いを共有したのだろうか?
人びとの息づかいは、ロシアが大きく変わりつつあることを予感させるものだった。
引用元: ・ロシア ナワリヌイの墓地まで3キロの距離を「反戦」デモ行進 何かが変わってきた模様 [448218991]
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