【融通効かない、お役所仕事】知らないと門前払いに…東京都の「免許更新」が「ネット予約」のみになっていた

運転免許証の特徴警察庁の資料によると2020年（令和2年）末の運転免許保有者数は、8,199万人で前年と比べると約17％（0.2％）減少した。
対前年比がマイナスとなったのは2019年から2年連続となるが、女性はほぼ横這いで推移しているのに対して、男性は直近5年
連続でマイナスとなっているのが特徴だ。

一方、2020年中に運転免許試験の受験者数は204万4,994人で、前年に比べて8万5,776人、4.4％増加している。このうち、
多くの人が取得する第１種の普通免許の受験者数は158万7,700人で前年に比べて1.1％減。合格者は116万9249人で1.9％減となっている。

多くの人が取得する第１種の普通免許証の有効期間は、免許取得後5年未満となる初回更新者は一律3年である。しかしその後は
ドライバーの違反の回数によって3年または5年と有効期間が変わる。また有効期間が変わるだけでなく、免許証更新時の更新場所
や講習時間そして手数料が変わるのだ。
ちなみにこの講習の区分は、更新する年の誕生日40日前から5年以内の違反（事故）などの有無で決定される。よく5年間無事故
無違反のはずなのに、ゴールドにならない！という声が多いのは、免許証の有効期限と講習区分を決める期間が異なるからだ。

3月に免許証の更新を迎える筆者に運転免許証の更新のお知らせが郵送されてきた。前回の更新からもう5年が経過したのかという
時が経つ早さに驚く気持ちとこの5年の間に数回の違反を犯したため、3年になるのかという悔しい気持ちが交錯した。しかし、
そういった気持ちを吹き飛ばしたのが、ハガキに赤字で書かれた「令和6年2月１日から免許更新は予約制です」という文字だった。
恥ずかしながら自動車業界にいながら、このようなルール改正は全く知らなかった。現在のところ、警視庁が管轄している東京都だけ
実施されているようだが、今後は大都市圏を中心に波及するのは確実だ。明日時間があるから免許証の更新にでも行くか！という軽い
気持ちで免許更新ができなくなる可能性が高くなるのだ。

（以下略）

現代ビジネス　3月4日
https://gendai.media/articles/-/124318

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