中央値で26カ月追跡して回復状況を調べ、約半数に症状の回復が見られたが、残り半数は症状が持続していたと報告した。回復を阻害する危険因子は、疲労感が抑うつ症状と頭痛、認知障害では男性や高齢、学歴が短いことなどで、SARS-CoV-2再感染の影響は観察されなかった。
結果は2024年2月2日のeClinicalMedicine誌電子版に掲載された。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後遺症としての疲労感と認知障害の有病率は高いことが報告されているが、これまでの研究は入院患者を追跡したものがほとんどだった。
そこで著者らは、入院しなかった多くの患者も含めた疲労感と認知障害の全体像を調べるためのコホート研究を実施することにした。
新型コロナウイルス感染症後の疲労と認知障害からの回復不能の予測因子:前向き、縦断的、集団ベースの研究
https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(24)00035-X/fulltext
まとめ
SARS-CoV-2感染後の罹患率は高く、疲労や認知障害に伴う重大な障害があるにもかかわらず、これらの後遺症の長期的な経過についてはほとんど知られていない。私たちは、これらの症状の長期的な経過を評価し、回復しない危険因子を特定することを目的としました。
私たちは、ドイツの人口ベースの COVIDOM/NAPKON-POP コホートからの縦断データを分析しました。
引用元: ・【ドイツの研究】疲労感や認知障害・・・新型コロナウイルス感染後の後遺症は2年たっても半数で持続
ターボ老化
ターボボケ(ターボケ)
コメント