これまでの定番要素を改革した意欲作『宇宙刑事シャイダー』
本日3月2日は、『宇宙刑事シャイダー』が1984年に放送を開始した日です。今年で40年の節目となりました。今なお人気の高い「宇宙刑事三部作」の最後を飾った本作の魅力について振り返ってみましょう。
それまでの「宇宙刑事」シリーズである『宇宙刑事ギャバン』『宇宙刑事シャリバン』は、主演にJACのアクション俳優を起用し、その華麗なアクションで作品をけん引していたところがあります。しかし前2作で同じ路線を続けてきただけに、本作では思い切った改革をすることになりました。
それは主人公である宇宙刑事ではなく、パートナーの女性宇宙刑事にJACのアクション俳優を起用したことです。このアクション担当ともいえる存在となった「アニー」は大きな反響を呼び、本来の対象である子供はもちろん、幅広い層から注目を集めるヒロインとなりました。
一方の主演となる「沢村大(だい)/宇宙刑事シャイダー」には、厳しいオーディションの末に新人であった円谷浩さんが選ばれます。この円谷さんを強く推薦したのが、メインライターを務めていた上原正三さんでした。それには大きな理由があります。
名前からお察しのように、円谷さんは「特撮の神様」と呼ばれた円谷英二さんを祖父に持ち、父は円谷プロダクションの2代目社長だった円谷一さんでした。上原さんは円谷プロで脚本家デビューしたことから、そのことを恩義に感じていたそうです。そこで恩返しとして円谷さんを推したそうです。
それゆえ上原さんの本作にかける意気込みはこれまで以上に高く、『宇宙刑事シャイダー』は劇場版を含む全49話の脚本を書くことを事前に約束しました。結果的にこれが本作独特の世界観の構築につながり、名作と呼ばれるきっかけのひとつとなります。
本作の敵である「不思議界フーマ」は、独特の空気感を持った組織でした。前年の『シャリバン』が怪奇性を前面に出し過ぎたことで、子供たちに敬遠された経験からの方針転換だったそうです。
引用元: ・「パンチラばっか語ってんなよ」放送40年『宇宙刑事シャイダー』なぜ作風が少し違う? [朝一から閉店までφ★]
全員無言になるぞ
https://youtu.be/U0ji4xdAsGU?si=VzwSXO7QBDxVOxZM
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