──ここまで上昇した理由をどうみていますか。
企業業績が好調なうえに、企業が進化してきている。日立製作所の株価が今いくらかご存じ?
──1万2000円くらいですね。
普通の人は500円とか言うんですよ。恥をさらすようだけれど、しばらく前まで私も知らなかった。昨年の今頃だと7000円くらいかな。800円くらいかと思っていた。
日立は現在、再生可能エネルギーの市場拡大を背景に送配電システムを海外で提供し、大きな利益を上げている。個人の方だとエアコンや冷蔵庫をイメージする人も少なくないだろうが、事業が進化している。1株当たり利益(2024年3月期予想は570円)をみても、地に足のついた株価だといえる。
日経平均を押し上げたのは 半導体関連銘柄が中心。半導体は社会を発展させるだけでなく、日本経済を大変革させていく原動力になる。日経平均の上昇は、今後の日本経済の発展を予期させるようにもみえて心強い。
テレビなどは「高揚感がない、 何も変わっていない」とよく報じているが、株価の上昇が経済発展に結び付いて、社会を活気づけていくまでにはタイムラグがある。 時間の経過が必要だ。
──バブル崩壊を機に、「株への投資は危ない」という意識が日本では根付いてしまったように思います。そのような個人の投資に対する意識は変化するのでしょうか。
証券業界の集まりの場で、「貯蓄から投資へ」ではなく、現実は「投資から貯蓄へ」お金が流れていると自嘲したこともあった。だが、意識は変わってきていると思う。今回の株価上昇の原因の1つにもなっている。
背景にあるのは新NISA(少額投資非課税制度)の開始といった政策の後押し。
また東証がPBR(株価純資産倍率)の改善要請を出したことで、企業が配当や自社株買いなど、投資家を意識した努力をし始めた。
日経平均4万円は通過点
──アメリカを中心とした先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する、「オルカン」のような全世界株式インデックス投信が新NISAでも人気のようです。
投資効率の良さを考えると、アメリカ株のほうがいいのは事実。グーグルやアマゾンなどGAFAMのような銘柄がアメリカではどんどん出てくる。どうしても向こうで新しいテクノロジーが生まれるので。
──日経平均の今後をどうみていますか。
今年中ですか?辰年はアノマリー(経験則)がある。1976年以降の過去4回の辰年を振り返ると、うち3回は年末の大納会が高値で終わった。今年もこういう状況だと、尻上がりに上昇するのでは。
4万円を超えて4万2000円から4万3000円までいけばうれしい。ただ4万円は通過点。遠い将来は10万円もあるんじゃないか。もちろんすぐにではないが、経済などの実体を反映した形で株価は上昇していくと思う。
1988年当時の東証。証券マンの手サインで売買注文を伝達する「場立ち」が行われていたこともあって高揚感があった
https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/a/7/570/img_a77f50db2573d1710f5aa0a42c998047882592.jpg
引用元: ・【83歳証券会社会長が語るバブルとの決定的違い】「日経平均4万円は通過点、投資効率の良さを考えると、アメリカ株のほうがいいのは事実」
通過点じゃなくて到達点やろw
一党支配国家の公的資金メガ投入インチキ操縦相場
またメッキが剥がれて真っ逆さまに落ちてdesireやww
コメント