2019年に首相(当時)にヤジを飛ばした市民を北海道警察が排除した問題を追ったドキュメンタリー映画「ヤジと民主主義 劇場拡大版」が全国で上映されるなか、1月に行われた東京の八王子市長選挙で新たなヤジ排除が起こった。排除したのは警察ではなく民間人だった。民間人の排除行為は何が問題なのか。専門家は「ヤジのステルス排除」と指摘する。
【八王子市長選のヤジ排除の様子:1月19日、1月20日】
https://youtu.be/rXfYpqFG_Ag
1月19日、日がすっかり落ちた八王子駅前。大勢の聴衆が街宣車の上に現れた小池百合子東京都知事を見ていた。小池知事は1月21日に投開票が行われる八王子市長選挙で、自民・公明から推薦を受けた初宿和夫候補の応援演説に来たのだ。
小池百合子東京都知事
「八王子の皆さんこんばんは。大変お寒いところ、市長選の投票日も明日、明後日になりました」
小池知事が演説を始めて1分ほどたった頃だ
1月19日「小池百合子」「差別をやめろ」と書いた米袋を掲げる長谷川さん※「選挙ウォッチャーちだい」さん提供
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「小池百合子、差別やめろ」
(略)
大杉雅栄さん
札幌のヤジ排除裁判を知っていたら「肉声のヤジは選挙妨害にならないし、公道で暴力的に排除することはできない」ということはわかるはず。その議論を全く踏まえず、ヤジを飛ばす人に暴力を振るい、挙げ句に「選挙妨害で被害届を出すからな」とまで言っている様子には愕然とする。排除したのが選挙スタッフならば、選挙事務所に電話して「あんな暴力的なことをしていたら、そのうち逮捕されちゃいますよ」と“忠告”したいくらい。
桃井希生さん
札幌のヤジ排除と色々なところが似ている事件だと思いました。とくに「万博10兆円」のところなんて、評価ですらない、ただの事実を話しているだけなのにこのように排除されて、明らかにおかしい。警察も「協力お願いします」とだけ言って実質的に行動を制限していて、道警と同じ過ちを繰り返しているのではないか。
誰もが自由に行き来できる街頭で、政治に様々な意見を持つ人が集まる選挙の演説現場。ヤジを飛ばしたり、プラカードを掲げたりする行為は選挙妨害ではなく、表現の自由であり、「意見表明」とも言える。権力機関がヤジ(批判的な意見)を排除するのは問題だが、民間人による排除も大きな危険性をはらんでいる。この問題を放置しておけば、権力側が実行しなくても民間人が代わりに排除することを助長することになり、街頭演説の場での意見表明を委縮させてしてしまう空気が作られる。ひいては「おかしいことはおかしい」と発言すらできなくなる社会になりはしないか。札幌や八王子などで起きた排除は、どこで起きてもおかしくはない。
映画「ヤジと民主主義 劇場拡大版」は全国で上映中。劇場情報は公式ホームページを参照。
https://pbs.twimg.com/media/GERwVyvbUAAeMcy.jpg
※全文はソースで
引用元: ・小池百合子都知事に「差別やめろ」と叫んだ瞬間に強制的に連れて行かれた 排除したのは民間人だった…「ヤジのステルス排除」という指摘も [少考さん★]
生コン1丁!
とか、野党がやじられる未来しか見えない。
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