2024年2月、東京地裁で始まった裁判。黒のスーツ、お団子ヘアの藤井遥被告(26)は、こう謝罪した。2022年1月、東京・池袋のホテルで男性(当時82)の太ももや胸をカッターナイフで刺して死亡させた傷害致死罪などに問われている。男性がシャワーを浴びている隙に、財布から現金を盗んだところ、男性に気付かれて口論になった。当時24歳だった藤井被告は、男性A(当時29)とネットカフェ等で寝泊まりしながら「ほぼ毎日」売春をしていた。
【被告人質問】
ーー売春して金を稼ぐこと、どう思っていた?
稼げるからいっか、と我慢していました
ーー何のために売春していた?
貢ぐためです
逮捕後の鑑定で軽度の知的障害、注意欠如・多動症(ADHD)と診断された藤井被告。Aとは、広島に住んでいる時にネットゲームで知り合った。事件の7か月前、Aと初めて会い「一緒にいたい」と好意を抱く。そのまま広島に戻ることなく、東京での暮らしが始まった。売春で稼いだ金は「Aに全部渡していた」という。
■「毎日最低2万円」ノルマと暴力で“支配”
売春のノルマは「毎日最低2万円」。売春にはA、Aの弟、Aの交際相手の女性が加担していた。AとAの弟がトラブル時の対応、Aの交際相手が出会い系サイトで売春の客探しをする、という役割分担だった。
【Aの供述調書】
被告に恋愛感情はなく、私のことが好きという気持ちを利用し、売春で「金儲けする道具」としてしか見ていなかった。(受け取った金で)交際相手に貢いだり、弟に小遣いを渡したりしていた。
藤井被告は売春だけでなく、客の現金などを盗む「抜き」も頻繁に行っていた。Aは暴力をふるうことで、さらに藤井被告を“支配”していった。
【被告人質問】
ーー暴力の頻度は?
ほぼ毎日。(Aは)お腹なぐったり、けったり、髪引っ張ったりしていました
ーー暴力をふるう人と「一緒にいたい」と?
当時は思っていました
ーーなぜ?
怖かったからです
暴力が原因で警察に2回保護され、Aと離れて暮らしたこともあった。しかし、Aから「客の金を返さないと警察に届けるぞ」と脅され、事件の3週間前に東京に戻ったのだ。(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/37954fc43a61aed61af7260637f9bcb6525dfb25&preview=auto
引用元: ・【裁判】暴力男に惚れた女性、売春させられ貢がされる→客の82歳パパを殺して逮捕
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