飛行機が降下を始め、阿蘇のカルデラと外輪山が迫ると間もなく、長い滑走路が左手に見えてきた。ふと真下に目を向けると、小高い台地の上に要塞のように巨大な建物群が現れた。
「あれが、TSMC第1工場……」
機体が左に大きく旋回して阿蘇くまもと空港に降り立つと、到着口は大勢の人で群れている。出迎えに来た人々の持つ紙の文字には、中国語もちらほらあった。
レンタカーを借りてコンビニに立ち寄ると、上下黒色のジャージに身を包んだ夫婦が中国語を交わしている。スナック菓子やパン、2種類のたばこを手早く購入した。外で声をかけてみる。一瞬驚いた顔をしたが、律儀な男性はスマホで翻訳ソフトを立ち上げながらたばこに火をつけ、ゆっくり息を吸った。
―台湾の方ですか? 「はい、私は台湾人です」
―観光ですか? 「仕事で来ました」
―台湾ではどこに住んでいるのですか? 「新竹市です」
―TSMCのある町ですね。日本で仕事をされるのですか? 「はい、私は家族と日本で暮らします。妻と子供は漫画の『ワンピース』が好きです」
―JASMで働いているの? 「はい、そうです」
―どんな仕事? エンジニア? 「難しい仕事です」
焦れた奥さんがご主人に合図を送る。二人は笑顔で「サヨナラ」と礼儀正しく言い、黒色に輝くアルファードで走り去った。後部座席には子供二人、ナンバーは熊本。レンタカーではない。新車を購入したのだろう。
今、熊本は空前の「半導体バブル」に沸いている。株式市場から最も注目されているその理由は、TSMCの進出である。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/2e391539dc800eb617fec91c0dab1f23f727d05c
引用元: ・【経済】キャバクラに一晩30万円落とす…「台湾の守り神」TSMCがやってきた熊本で見た「バブルな現実」
エンジェルとかアルマンドとか入れるし
第二工場も決まってるしいいことづくめだな
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