■病院に行けなくても不健康になるわけではない 2011年の東日本大震災のとき、多くの医療機関が被害に遭って、一定期間、病院を受診できなかったり、薬が手に入らなかったりした人も少なくなかったはずです。しかし、それで症状が悪化し、取り返しのつかなくなった人がいたという話は聞きません。つまり、行かなくてもいい病院に行き、のまなくてもいい薬をのんでいた人が多かったということです。
2021年に新型コロナウイルスの蔓延で緊急事態宣言が出されたときも、クリニックで感染することを恐れて、特に小児科の受診者が激減したそうですが、それはとりもなおさず、受診しなくてもいい子どもたちが心配性の親に不必要に受診させられていたことの証左でしょう。
医療も営利で成り立つ業界ですから、顧客を増やすことに熱心であるのは致し方ないですが、偏った情報やあざとい手法で一般の人を不安に陥れ、必要がない人まで医療に導き入れることには疑問を感じます。まるで宗教が「地獄に堕ちるぞ」「悪魔に取り憑かれるぞ」と脅して、信者を集めるのと同じに見えます。
引用元: ・行かなくてもいい病院へ遊びに行き飲まなくてもいい薬を飲む高齢者 [421685208]
コメント