バレンタインで「チョコ」食べる人が知らない真実 食べ物ではなく飲み物、しかも薬だった
■ヨーロッパで最初にチョコレートを手にしたスペイン
ヨーロッパでいち早く、チョコレートを手にしたのは、言うまでもなくスペインです。マヤ文明やアステカ文明の時代、チョコレートは特権階級の飲み物でした。
原料となるカカオは、アステカ王国の勢力下にあった各地から首都に運ばれてきて、貢ぎ物として納められていました。しかし、1521年にコルテスがアステカ王国を滅ぼすと、スペイン人が貢ぎ物だったカカオを受け取るようになったのです。
スペイン人が母国に持ち帰ったカカオも、スペイン国内に広がっていきます。国王に献上されたカカオは、焙煎してすりつぶしたあと、水や砂糖を加えて温め、甘味をつけて美味しく飲めるようにしました。
砂糖もカカオと同様に、当時は薬として扱われていました。輸入品のカカオも砂糖も貴重なものだったので、王室をはじめ、カトリックの聖職者や貴族など、特権階級の人たちだけが口にできるものでした。
■修道院でチョコレートが作られた
何世紀もかけて建てられた荘厳で大規模な建物の2階には「チョコレートの間」があって、ここでカカオが調理されたといいます。ポブレー修道院は、1991年に世界文化遺産に登録されています。この修道院では、カカオと一緒にヨーロッパにもたらされた香辛料などを加えて苦味を消し、砂糖と水を足して温めることによって、香りのよい美味しいものに進化させていったのです。
王侯貴族や聖職者たちがとりこになったチョコレートでしたが、この貴重な飲み物は、滋養強壮に役立つ薬としての意味合いが強いものでした。美味しいうえに、飲むと元気が出るので、毎日飲みたいと思う一方で、キリスト教徒にとって、難しい問題に直面することになりました。
それは、断食です。
■100年も続いたチョコレート論争
チョコレートは飲み物なのか、食べ物なのか、はたまた薬なのか、という論争が巻き起こりました。実際、このころのチョコレートは、まだドロドロとした状態のものだったので、何とも判断ができなかったのです。
そして16世紀半ば、当時のローマ教皇ピウス5世が、実際にチョコレートを摂取して判断を下しました。
「これは飲み物だから、断食中に摂取してもかまわない」
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/179e982fec440437601f092a93c35e80fd1039d7&preview=auto
引用元: ・バレンタインで「チョコ」を食べる人が知らない不都合な真実 チョコは飲み物であり薬である [421685208]
ミッドサマー思い出すやんけ
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