【結婚】牛窪恵さん「恋愛を前提とした結婚には、相当無理がある」　未婚化社会への処方箋は「共創婚」

２０代の未婚男性のうち、交際経験がない人は過去最高の４６・０％に―。昨年末、リクルートブライダル総研のこんな調査結果が大きく報じられた。調査によると「恋愛は時間とお金の無駄」「結婚を意識する相手としか付き合わない」と考える人も増加傾向だ。牛窪さんは「恋愛力がないと結婚できないとなると、誰とも付き合ったことのない人はどうするのでしょうか。恋愛を前提とした結婚には、そもそも相当無理がある」と訴える。

執筆のきっかけとなったのが、国立社会保障・人口問題研究所が令和３年に実施した調査だった。「いずれ結婚するつもり」と考える１８～３４歳の未婚者の割合は男性が８１・４％、女性は８４・３％で、その６年前に行われた前回調査の男性８５・７％、女性８９・３％から、ともに減少した。「これまでほとんど変化がなかったのに、今回顕著に落ちこみました。昭和の結婚とは違う価値観もある、恋愛を前提に結婚相手を探さなくてもいいと伝えないと、結婚への意欲も下がってしまうと考えたんです」

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