https://www.afpbb.com/articles/-/35030062024年2月11日 8:00
発信地:ローマ/イタリア [ イタリア ヨーロッパ ]
【2月11日 AFP】イタリアではここ数か月、スピード違反を取り締まる装置が何者かに破壊される被害が相次ぎ、世論が二分している。一部のドライバーは溜飲を下げ、ヒーロー視しているが、ゆがんだ正義感によって人命を危険にさらしていると非難する声もある。
ランボルギーニ(Lamborghini)やマセラッティ(Maserati)、フェラーリ(Ferrari)などが生まれたイタリアでは、車そのものだけではなく、車をぶっ飛ばして運転することが昔から愛されてきた。
しかし今日では、多くの国と同様、自動の速度違反取り締まり装置が設置され、運転する際に避けては通れない存在となった。ところが、その機器が次々に破壊され、波紋を呼んでいる。
ドイツの工具メーカー「フレックス(Flex)」にちなんで「フレキシマン(Fleximan)」と呼ばれるようになった人物は、ここ数か月、北部のベネト(Veneto)州、ピエモンテ(Piedmont)州、ロンバルディア(Lombardy)州で犯行を繰り返している。フードをかぶった人物の姿はたびたびカメラに捉えられており、時には共犯者の姿も確認されている。
警察は1月下旬に装置2台を破壊した疑いで50代の容疑者を逮捕したが、フレキシマンではなかったという。
警察が捜査を進めるうちに、ソーシャルメディアでフレキシマンは人気を集め、スピード違反を取り締まる罰金で政府は「荒稼ぎ」しているという不満を抱く人々から称賛されるようになった。フレキシマンを十字軍の戦士に見立てた商品もネットで販売されている。
一方で、交通事故で家族を失った遺族は、こうした風潮を非難。交通事故による国内の死者は年間数千人に上っているとして、批判する声もある。
■義賊の「ロビンフッド」と比べる指摘も
地元議員の間でも賛否は分かれている。「犯罪者は許さない」という意見もあれば、黙認とみられる方針を示す議員もいる。
ベネト州カドーネゲ(Cadoneghe)の首長は、地域で破壊された機器について「もともと設置に納得していたわけではなかった。再度設置するつもりはない」と表明した。
ジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)政権寄りの右派リベロ紙は、容認姿勢を打ち出しているわけではないが、フレキシマンの行為は、「しゃくし定規な官僚主義者とモラリスト」への「抵抗」だと書いた。
一方、中立系のコリエレ・デラ・セラ紙は、「ロビンフッドは富裕層から富を奪って貧しい人を助けたが、フレキシマンは人の命を奪う」と破壊行為を批判した。
欧州委員会(European Commission)によると、イタリアの交通事故による2022年の死者は3159人。100万人当たり53人が命を落とした計算になり、欧州連合(EU)加盟27か国の平均46人を上回った。
また、イタリア国家統計局(ISTAT)によると、スピード超過は(略)
※全文はソースで。
引用元: ・【イタリア】スピード違反取り締まり機の破壊行為めぐり世論二分 伊 [少考さん★]
夜は飲酒に重点しろ
やっぱラテンのノリって危険なのよ
寿命で死ぬ人間のほうが少数派なんだっけ?
コメント